映画「トワイライト(サーガ)」をご存知だろうか。中2の娘がそれにはまってどうしようもないのだが・・・
トワイライトは原作では4部構成で現在第3部まで映画化されている。海外ではハリーポッターに続く大ヒットらしく、内容は吸血鬼と女子高生が恋をし、その間に狼男が割り込んできてだんだん人間関係が複雑になりつつも吸血鬼の家族愛にはとても感動したり、次々と外敵が迫り危機を乗り切っていったりとオヂさんでも結構楽しめるティーンエイジャー少女向けSF恋愛ドラマだ。
このDVDを何気なく借りて一緒に見ていた娘はお年頃らしくもう夢中になってしまった。
小説にはまる
食い入るようにDVDを何度も見ていた娘だったがいくら面白い映画でも同じのを何度も見ていればそのうち飽きるものだ。それに我が家はテレビが1台しか無いのでそんなコアな映画を見続ければ必然的に家族の非難の目に晒される事になる。一人でじっくり楽しむために図書館から借りてきて小説を読み出すのはそう時間は掛からなかった。翻訳された小説は文庫で9冊ある。
第1部「初恋」
第2部「ニュームーン」
第3部「エクリプス」
第4部「ブレーキングダウン」
番外編
原作を読ませる
ふつう小説なんて一度読んだらおしまいなのだが何度も読み返している娘に一抹の不安を覚えてしまうほどだ。とにかくトワイライト関係は何でも受け入れるという感じなので原作を買ってプレゼントしてみた。洋書でも翌日に届くのでやはりアマゾンは便利である。
この作戦は見事に成功し、時間があれば原作を読むようになった。しかしそのまま読むには中2の英語力ではかなり厳しいので電子辞書と翻訳本を見ながら何とか意味を掴んでいくということになるのだが、一行一行を時間をかけて噛み砕き、はんすうしながら読むことはじっくりトワイライトの世界を堪能出来て非常に楽しいらしい。勉強しているという意識はまったく無く、この少女の頭の中はもうお花畑である。
そして英語が得意になってきた?
分からない単語はすべて電子辞書で調べ上げてもまだよく訳せないと翻訳本を買ってやるまでは何度も訳し方をパパのところに聞きに来た。なんとなく大意は掴めても原作が持つ文章表現の素晴らしさを味わうことは出来ないのである。なかなか前に進めないもどかしさで文法の重要さを嫌というほど思い知らされたようだ。
ようやくここで英検4級ホルダー、パパの指導力を発揮するときが来た。
来年度はもう受験だし、集中してまず文法を叩き込むチャンスだ。パパの遊ぶ時間が減るので半日だけ娘のために中3までの文法の要点を集中講義(というかテキストを朗読)して、中学卒業レベルの英検3級テキストをやらせる。そして3級を受験させたところ結果はみごと合格である。
しかもかなりの高得点をマークしていたので、勢いに乗って今度は高校中級レベルの準2級を受けさせる。それが昨日の話なのでまだ結果は出ていないが、文法的な学習をする余裕が無くて過去問題集を3回転するのが精一杯だったらしく、ちょっとこれは結果は見えている。でも会場の大半は高校生でそこで同じテストを受けるというのは優越感を味わえたりもするからこれはいい経験だったはずだ :mrgreen: (3/1追記:合格しました!)
トワイライト原作の影響はまだある。脳内お花畑のために学校の休み時間にもこれをやっているため英語の先生の目にとまり、特訓してもらって英語スピーチコンテストに出場してさらに入賞を果たした。
自らを”トワイライター”と呼び、なんかオタク方向に向かって変な感じだが、塾は行かずに期末テストもいい点を取ってきたりと結果を出しているので、よくやっていると思う。
そしてもっと英語が出来るようになりたいといって、チャロを欠かさず見るようになった。
トワイライト効果、これはすごいかも知れません・・・ 😉
積読癖があるので自分の本は極力買わないようにしているのだが、これに関しては順次1冊ずつ買ってやる必要が出てきたので、一生懸命買い物リンク集を作ったパパであった・・・
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