ここ数年エンジン絶不調の草刈機、共立AT203G。すでに使い物にならないほどエンストするので結局26ccのハイパワーマシンを買ってしまったのだが、2台あるとチップソーとナイロンコードで使い分けできて便利かもなんて思っていたので、捨てずに倉庫に眠っていた。
不具合の原因をなんとなくダイヤフラムに絞っていたわけだが、ホームセンターで何気に草刈機コーナーをのぞいたら、他社のダイヤフラムが売っていたので、つい合いそうな気がして買ってしまった。それがこのブツ、900円くらい。
「ウォルプロ用」と書いてあるが何の意味か分からないw

で、早速家帰ってキャブを外す。エアフィルターを外したところ↓

真ん中の2本のネジを外したところ↓

ガソリンのチューブを外せばキャブレターは外れる↓ 続いてこの2本のネジを緩める。

2本のネジを外せばダイヤフラムが外せる。完璧にベコベコして硬くなっている。

ん?微妙にネジ穴の位置が違うな?ダイヤフラムの径は合ってそうだ。

それより、真ん中の突起の高さがぜんぜん違うので、取り付けるとなんか違和感を感じる。削るかどうか迷ったが、裏側が同じくらいの高さなのでとりあえず裏で取り付けてしまった。(この記事を書いているときに思ったが、磨耗するものでこれで正常だったのだろうか?後日検証してみよう)

キャブレターに組みつけてみた。いろんな耳がはみ出ている・・・。
草刈機に組み付けてガソリン入れてエンジン始動・・・。
か、かかりました!刃が回らないレベルの低回転で5分以上暖機してもアイドリングは安定。
アクセルを開けると低域から高回転までスムーズに回り、どの回転域でも自在にキープ出来た。
実際に15分くらい草刈ってみたが(枯れ草だけど)嬉しくなるほど調子いい。10年以上前に買ったマシンだが、現役復帰してくれた。(捨てなくて良かった・・・)
やっぱりダイヤフラムだったのか?、ダイヤフラムの新品と古いのを比べると硬さがぜんぜん違う。新品は完全にゴム状でしなやか。古いのは下敷きのようにベコベコ音がするほど。これからはガソリン入れたまま放置しないようにするからね。
追記(2009/4/21)
1ヶ月経ってエンジンをかけようとしたらまたエンジンがかからなくなっていた。またシリンダの中にガソリンが大量に入りこんでいるので、キャブを外せばエンジンがかかる(ガス欠ですぐ止まるが)。
エアクリーナーのカバーを外すとキャブの中央の穴が見える(2番目の写真)のだが、プライマリポンプをプシュプシュ押すとその真ん中の穴にガソリンが流れ込んでいき、それが止まらない。またダイヤフラム不良の症状だ。
1ヶ月前のダイヤフラムでうまくいったのはどういうわけか分からないが、やはりダイヤフラムの真ん中の突起の高さが高すぎて振幅出来ず、スイッチ?を押しっぱなしの状態のようだ。そこでヤスリで突起を半分くらい削ってみた。アルミなのですぐ削れる。削り粉が残らないようにブレーキクリーナーでよく洗浄する。
すると今度はエンジン絶好調となった。社外ダイヤフラムを使う場合、真ん中の突起の高さは調整する必要があるようだ・・・。
みなさん、ダイヤフラムで社外品を使う冒険はやめましょう!w
キャブパーツを通販で買う
jinjinさんからの情報
ダイヤフラムなど キャブレター部品はここであつかっていますよ。
値段も安く送料も定額で良心的なので 私はここをよく利用しています。
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(2011年8月9日追記)
キャブレターパーツドットコムで買ってみた
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