大学入試シーズンになり願書の締め切りが迫っている。
特に私立は入試日がはやいので早々に大学を選定して願書を出す必要があるが、長女は宅浪で予備校に通っていないから入試に関する情報は自分で収集しないとならない。
私立医大は最低でも早慶レベルが必要と言われている。
長女は、小学校1年の時から家庭教師のパパによってコツコツ勉強し続けていた。
おかげで公立中学校では成績は常にトップ争いという感じだった。
高校受験では県立トップの千葉高校を受験したが受からず市原中央高校という私立中堅進学高校入学した。
プロフィールに「オール公立」と謳ってしまったが学費免除の特待生だったので、似たようなものとして勘弁してほしい(;^ω^)
進学先の希望は医学部以外考えられないという強気を見せた。博打に近いと思ったが卒業時は首席学長賞を受けていたくらいだから見守ることにした。
可哀想なことに家は貧乏な田舎暮らしゆえ、ちゃんとした予備校に通わせられれば良かったんだけどね。通信教材や書店で売られる参考書の勉強でもう宅浪3年目である。
あとがない本人には出来るだけ勉強に集中できるように、情報収集してどの大学を受けるかを選ぶのはもっぱら父の役目になっていた。
3年は長かったけど、パパは結構幸せだったんだよね、自宅で一緒に過ごせることが。合格して家を出て行ってしまったら、もう一緒に住むことはないだろう。
国立大学医学部
なんと言っても学費が安い国立大学。
医学部でも一般学部と共通の学費で入学金28.2万円、年間53.6万円である。
6年間の総額では350万円位しかかからない。
一般家庭の収入でも十分行けることから、昨今の不況下においては東大京大行くような連中もこぞって医学部シフトしてしまい、国立医学部というのは超難関になってしまった。
国立医学部に行くには東大レベルとさえ言われている(理三除く)。
だから国立大医に入れるならどこでも構わない。全国すべての大学を対象に選ぶのが当たり前の世界となっている。
基本的に国公立医大は都道府県に一つずつあるわけだが、各大学によって入試科目の配点率などに結構ばらつきがある。
配点の大きい科目が娘の得意科目、配点が小さい科目が苦手科目になっている大学を探していくわけである。
何校かに絞れたら実際に過去問をやらせてみて高得点がとれそうな大学を探していく。
そして最終的にどこを受けるかをセンター試験の自己採点結果で決めるのである。
大学によってセンター重視なのか二次重視なのか、どこが倍率が下がりそうかなどの動向見極めが必要あるからだ。
もちろん最初は行きたい大学があって、その「傾向と対策」に沿った勉強をしてきたわけだが、受験直前の学力はその大学が最善とは限らない。願書提出時期に最初からこの大学!と決めてしまうと失敗する。
国立は一つしか選べないので、相性というかその子に合った受験校を毎年選定しないといけないのである。
2浪もさせてしまってやっと気づいたのか、本当に可哀そうなことをした。
3浪の子を持っていると予備校のチューター並みの知識になっていくものだな(笑)
ちなみに防衛医大は国立大とは別に受験できて、学費・衣食住が無料なうえ給料も月11万円ほど出る。
去年補欠まで行ったが結局駄目だった。受験資格に年齢制限があってここはもう受けられない。
私立大学医学部
私立の学費はべらぼうに高い。とにかくもう6年間にかかる学費をみて、破産寸前までの許容範囲を見極めて決めるしかない(泣)
ここにランキング表があるが、昨年出来たばかりの国際医療福祉大学が最安値で約1900万、最高値に至っては川崎医科大学約4700万円がある。
サラリーマン家庭だと、奨学金を受ける前提で全貯蓄をはたいてもなんとかやっていけそうな大学はせいぜい2000万円台前半だろうか・・?
当然、学費ランキングと難易度の偏差値は比例の関係にあり、安くなるほど難しくなるのである(笑)
そして目を疑うのは倍率だ。国立の倍率はだいたい一桁なのだが、併願可能な私立は20とか30倍はざらだから私立のほうが難しいのでないかと思えてくる。
とにかく学費が半端でないので一人暮らしも難しい。
受験料も1校につき6万円だから、やみくもに受けることも出来ない。
厳選して国際医療福祉大学と東邦大学に願書を送った。
コメントを残す