我が家のダイニチ石油ファンヒーターで、去年の持ち越し灯油を使用したら、エラーコードE02とかE03が表示されて途中で消える不具合が発生しだしてしまった。
いろいろ検索してみると、どうやら「気化器」というのが詰まってるとみて間違いない。
ダイニチサイトでパーツリストを見るとこの気化器は3000円くらいなのだが、アマゾンでも販売しているものの値段は倍近くの6000円前後で売られている。下のamazonリンクでも分かる通り本体ごと買っても1万円ちょっとで買えるんだから、気化器だけ買うのはちょっと馬鹿らしい。
ということで、気化器を自分で分解清掃してみた。思いのほかうまくいったので記事にしてみたが、一応お約束事な注意事項・・・自己責任でやってますので絶対にマネしないでくださいね 😉
石油ファンヒーターは定期的なメンテナンスが必要らしいので、これは自分の備忘録としての記事です。
気化器の分解清掃
ファンヒーターを分解して気化器の取り出しはプラスドライバーでで可能だったが、気化器をさらに分解するにはペンチや10mmスパナが必要である。
で、気化器を分解するとやはりニードルにはタールがこびりついていた。
火であぶったりマイナスドライバーでこすってカスを落とす。
問題は筒のほうで、なかなか取り難い。キャブクリーナーを使い、細いマイナスドライバーや千枚通しのようなものでカスを取り除いたりしたが、組み付けてファンヒーターを作動させてみても不具合は改善しなかった。
改善効果が出たのは気化器のヒーターを利用してタールを焼き切ることだった。
気化器だけ空焼きさせてタールを焼き切る
方法は気化器のコードを繋ぎ、灯油を気化器に送り込むポンプのコード(青)は外しておく。
ファンヒーターの電源を入れると気化器のヒーターは通電されて熱くなる。触るとやけどするので注意。
灯油が気化器内に残ってると霧状になって出てくるが、しばらくするとそれもなくなって空焼き状態になる。
点火プラグから火花が散るが燃焼しないのでエラーとなりファンヒーターの作動は止まり、気化器への通電も切れてしまうのですぐに再び電源ボタンを押す。
これを何度も繰りかえし、気化器のヒーターが熱せられた状態を数分維持させて気化器内のタールを焼き切る作戦だ。
そして組み付けて燃焼テストすると正常に燃焼された。
めでたしめでたし 🙂
フレームロッドのシリコン除去
分解ついでに気化器に次いで不具合が出やすいと評判の、フレームロッドと点火プラグに付着したシリコンをマイナスドライバーや紙やすりなどで磨いた。
分解清掃を終えて
メンテナンス前は点火されてもなかなか着火されなかったが、すぐ着火されて安定的した燃焼をするようになった。
数日使用しないでいると、始動時は白い煙が吹き出し口から出てくることがあったり、着火時は「ボンッ」と爆発するようなこともあったがそれもなくなった。
参考リンク
- ダイニチお取引先様専用サイト・・・修理業者向けのサポートページ。分解清掃するなら故障診断やパーツリストなど必見です。
- ダイニチお客様サポート・・・顧客向けのサポートページ。点検方法や取扱説明書のダウンロードなど。
気化器の交換
(追記2019/5/28)
最近、気化器を2500~3000円で販売してくれる業者がヤフオクに出してくれるようになりまして購入しました。
非常に快適です!
今までの苦労は何だったのか・・(笑)
灯油は絶対持ち越さない
そもそも気化器が詰まるのは古い灯油を使用していたせいだ。
シーズン終了してストーブをしまうときは灯油タンクはもちろん、内部の灯油もスポイトですべて吸い取る。
これをやるようにしてからはもう気化器が詰まることは無くなった。
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